月刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 今後の予定 「ガチャポン・トンチキ・プロジェクト」東京都現代美術館 ギフト・オブ・ホープ展内 '01.1.20.2:00〜 new!'02.2 銀座小野画廊IIで個展開催 '01.7 柏寺島文化会館で個展開催 | 竹本 真紀 個展 (1月28日 〜 2月2日 小野画廊U) 本人はまだこの個展の反省が終わってないらしい。なぜかというと、展示してあった作品は大きく3つ分かれていて、1つは奈良美智的な童顔な人間の油画、1つは小沢剛のなすび画廊的な牛乳箱の中にメッセージがある立体、もう1つは黄色く塗りたくられたキャンバスにお得意のクローバーがちりばめられている油画。作品各々に統一性がなく、観客に言われた評価が一致しないからだそうだ。 Treeでの文章を読むとわかるとおり、彼女は強くまっすぐな女性である。私みたいなおちこぼれから言わせてもらえば、いつもエリートでありたいと思う反面、それをくつがえそうとする表現をする竹本嬢の作品。 きっとエリートでありたいという気持ちは、売れっ子である奈良美智や小沢剛の作品を模倣して自分のものにしようという願望である。また、今回のDMにある「答えはすべて解答用紙にかきなさい」という文章が、露骨にまじめさを強調している。 反面、実際は地方出身で東京で生きていく道を模索しながら、今まで生きていた中で有ったコンプレックスを隠そうとして描くクローバー。まるで、見失った自分を幸せへと導くかのようだ。。。なんちて。 時代という言葉が美術にも必要ならば、奈良美智や小沢剛の作品みたいだね、といわれてもその路線をつっぱしればきっとすぐに突破口は開かれるはずだ。しかし、私は違うといいたい。彼女は青森という実家がある土地を意識するだけで精一杯な今現在は、まだ自分を見つけられずにおり、作品も不安定なのだ。 余りに周りを気にしすぎてしまい、自分を見失っているだけの竹本嬢。描くことの楽しさ、あなたにとっての快楽を早く私にも見せてください。。。 藤田 千彩
以上、先日N-mark内、「わき毛はどうしてはえるのでしょう」に書かれていた文章です。勝手ながら抜粋させていただきました。この文面はある日、本人から私に送られてきました。感想をぜひききたいとのことでした。傷ついたらごめん。と添えてありました。正直なところ、わたしは傷つくというより、腹が立ちました。
竹本真紀今後の予定。
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