週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | 一週間、松井茂氏の個展のお留守番をしておりました。まず、展示のお手伝い、カタログ作り、イベントのビデオ撮影&受付、会場のお留守番と、いろいろ働きました。松井さんは話し方はソフトですが、人を使うのがうまい人だと思いました。しかし、展示のときは松井さんの個展なのに、結構注文つけてしまいました。松井さんは今回のメインはカタログなのだと言っていましたが、展示もかなりよくて、会場にぴったりはまっていました。展示は既存の壁に純粋詩をプロジェクションしただけのシンプルなもの。原稿用紙の一マス一マスに純粋詩が刻まれていきます。最近洞窟の本を読んで、洞窟がかなり気になり始めたとかで、展示はまさに洞窟の中に純粋詩が刻まれ ているような感じでした。 おととしのお正月に松井さんと河原温さんのお家を訪問したときに、河原さんが絵画に行き詰まって旅行をしているときに洞窟画を見てデイトペインティング をするようになったのだとお聞きしましたが、そのときは特に洞窟画にはピンとこなかったようですが、最近改めて洞窟画の本を読んで興味をもったのだそう です。 初日は詩人の平田俊子さんとのトークでした。平田さんとは松井さん作詞の「縞縞」の演奏会の帰りに居酒屋でご一緒したことがあるのですが、詩を読ませていただいたのは今回が初めてでした。お留守番中暇だったので、その日に届いた平田さんの詩集「詩七日」を読んでしまいました。すごく気に入ったので購入しました。この詩集、1月7日から毎月7日に詩がかかれているのですが、24月7日までつづきます。しかも1月7日というのは松井さんのお誕生日らしく、それもあって平田さんがセレブとして迎えられたようです。 最終日は作曲家の池田拓実さんによるプレゼンテーションで、さかいれいしゅうさんや、池田拓実さんのお仲間による演奏やパフォーマンスが行われました。演奏にはひげそりや胆管パイプが使われて、純粋詩の法則にそって作られた約束事によって演奏されました。 お留守番中は退屈でしたが、普段はあまり接することのない詩の関係の方々にもお会いできましたし、グループ展を企画してくださるキュレーターの方が偶然 入ってこられて、展覧会決定の報告を受けたりして、いろいろとおもしろかったです。 わたしの展覧会も決定しましたら、告知しますので、宜しくお願いします。
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