週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | 東川口のケンアートギャラリーでの展示は好評のうちに無事終わりました。 銀座でお会いする客層とは、また違って、新鮮でした。 うんちくを語るよりもぱっと見て「いいね!」といってすぐ買ってくれる方が多かったです。 中には相撲部屋の親方もいました。 もともと、美術愛好家以外の方にも見ていただけるようにと考え出した作品でもあったので、それを実践できているかどうかということも見てみたかったので、そういう意味でも成功に終わったのではないでしょうか。 まだ無名に近い作家を気軽に良いと思って買うことが、どんどん増えていけば良いと思います。 また、絵を買いたい人はたくさんいても、売っている場所が特に地方には少ないということもあると思います。 ケンアートギャラリーの西田さんは地方にいながらにして、絵を売ることを職業としてやっていらっしゃるので、いろいろと勉強になることがありました。 わたしはお会いできなかったのですが、ケンアートギャラリーのお客さんで、長い間来なくなっていたのでどうしたのかな?と思っていた方が今回の個展の案内をもっていらっしゃったそうです。するとその方は車いすに乗り、半身不随の状態だったそうです。 その方はわたしの作品を見てかなり共鳴したそうです。たまたまそこに居合わせたひみつギャラリーの黒田さんはそのお客さんから教えられた!といってまたまた感激していました。 車いすの方はわたしにお花を持って来てくださったので、大事に部屋に飾りました。 美術で人助けができるならば、どんなにか素敵なことでしょう。 わたしは作品を作っていて、たった一瞬の出来事で、ああ、この職業を選んで本当に良かった。と思うことがあります。 その一瞬でいろんなことがふきとんでしまい、また頑張る気持ちになれます。 ケンアートギャラリーの近くに高句麗と書いて「こぐりょ」という焼き肉屋さんがあります。 サッカーの北朝鮮代表チームが食べに来たということで有名なお店です。 お店の中は北朝鮮から持ち帰ったすばらしい美術品がたくさんあり、圧倒されました。 その一角にわたしの作品を置くことになったのですが、西田さんは雰囲気合わないのでは、、、。と心配されてましたが、北朝鮮の子供のおきもの、キティちゃんの補助椅子とリンクできるのではないだろうかと、社長と話をして、作品を作ることにしました。 北朝鮮の美術品を壊さず、自分も死なず、とりあえず焼き肉を食べながらお店の気を注入致しました。 一流になるには一流を見なくては、と、蜷川幸雄の近代能楽集を見に行きました。 原作は三島由起夫で、夏木マリが出演しているので、見たい!!と思い、チケットをとりました。 予想以上に藤原竜也が良かったです! 藤原竜也の迫真の演技にすっかりと飲み込まれてしまいました。 藤原竜也は客席から登場したので、すぐ1メートルもしない先に彼を見ることができたのですが、オーラがすごい! 役に入り込んでいるなんともいえない「気」が出ていました。 シンプルな舞台でしたが、すごい迫力で、すごい終わり方でした。 良いエネルギーをいただきました。 @東京都西荻窪のニヒル牛で、記憶処理研究所、クライアントの未処理記憶サンプルを100円で販売中! その他、カンバッチ、ポストカードも販売中です! @個展 2005年6月30日(木)〜8月2日(火) リーバイスのショップでの展示です。 ちょっとおしゃれな感じです。 | |
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