週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | 自分が思っている以上に自分がアーティストであることに気付いた。 というと、抽象的だが、一年前と今の竹本真紀は何か違う。 そのことに気付かないまま一年前の自分のつもりで動いたら、とんでもないことになる。 「アーティスト竹本真紀」 はいつの間にかわりと多くの人たちに認知されてきている。 あとは作品を充実させなければならない。 それにつきる。 決断するかしないかで迷っているとき、必ず変わりに決断してくれる人が現れる。 だけど、実はすでに私の中で答えは決まっている。 でもその人が思いっきり崖の淵から背中を押してくれるのだ。 今回は駒形克哉さんだった。 ノックアウトマウス以来、初めてゆっくり話した。 あのメンバーの中で美術家はわたしと駒形さんだけだった。 作品を作っている者が他の作品に材料として参加することに対して、苦しいながらも最後なでやり抜いた。 駒形さんとわたしはひとまわり以上も歳が離れているが、駒形さんはものを作っている人間として、対等に接してくれた。 横浜駅で偶然会って、日暮里までずっと話して帰った。 駒形さんは乙女の心を持っている人だ。 文化庁の派遣でローマに行くと言っていたので、もう今頃ローマかな? ノックアウトマウスがある意味わたしにとっての転機で、悔しい思いや、つらかった思いをバネにしてプラスにしようとがむしゃらに過ごしてきた2年間、な ぜかそれも飽和状態になり、もんもんとしていたときに偶然駒形さんに出会ったのだ。 「すぐに動くべき。」という言葉に、「ですよね。」ということで、新しい仕事や引っ越しもぱたぱたと決まった。 トリエンナーレ始まり、お祭り騒ぎが終わった頃、はっとわれに帰った。今ならまだもとに戻れる。 今までの生活でさらに作品を追求していく方がよいのでは。と少し迷った。柏で作った人間関係との別れも少しさみしく思っている。 だけど、一度乗ったものは走り出している。 アーティスト竹本は自由に動けなくてはならない、どこかに所属して埋没してはならない。と、心配してくださる方もいた。 しかし、周囲から見て遠回りをしているように見えようが、わたしの栄養になるものはすべて食べておきたい。 しかし、いらんものはいらん。捨てるときは捨てる。 ジグザグに進んでいるように見えようが、わたしの頭のオートパイロットは一直線! オートパイロットがわたしのために準備してくれたプログラムをこなしているだけ。 こなしているうちにいつのまにか手に入れているのだ。 間違いに気付いたら軌道修正すれば良い。 例えば、どこかに竹本が所属するだけで、竹本のもともとの良さが損なわれて、その集団の印象がついてしまうのではないかという方がいる。 しかし、どう思われようと、竹本は竹本である。どこにいようと、どこに所属しようとわたしの頭のオートパイロットは一つの場所をみて一直線だ。 集団は個々の集まりである。 わたしは集団単位で人と接しない。集団単位で見る人は部落差別のようなものだと思う。極端だが。 集団に属そうと、わたしはわたしである。 それはわかってくれる人はわかってくれると思う。 @東京都西荻窪のニヒル牛で、記憶処理研究所、クライアントの未処理記憶サンプルを100円で販売中! その他、カンバッチ、ポストカードも販売中です!手書きのTシャツも売ってます。シール新発売!! @7月20日発売「美術の窓」に前橋アートコンペライブのグランプリ作品が載ってます! @芸術増殖計画vol.1 かくめい展 2005年10月3日(月)〜10月8日(土) 12:00〜19:30(最終日17:30) exhibit Live&Moris http://artlive.cool.ne.jp イドトシユキ クロダマサユキ 竹本真紀(兼 企画) 3日17:00〜 かくめいトリオトークショー(同人誌、ドリンク付き ¥800 ) 7日17:00〜 今泉省彦氏とかくめいとリオトークショー(ドリンク付き ¥800) @竹本真紀ホームページ、竹本お引っ越しにつき、お休みします。m(_ _)m @竹本真紀作品が常設、販売されています。 KEN Art Gallery http://www9.ocn.ne.jp/~kenart/ KEN Art Gallery の斜め向かいに高句麗があります。 高句麗の女子トイレに作品があります。 | |
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