週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | マシューバーニーの映画が観に行けなかったのでダンサーインザダークで我慢することにした。 しかし、意外におもしろかった。 みていない映画は多い。 タイタニックもみていなくて、英会話教室でシュミレーションにタイタニックを使おうとしていた先生を困らせた。 当時、タイタニックの話をしている人が多くてみてしまった気になっていた。 父親がタイタニックのビデオをダビングして送ってくれたがそれでも観ていない。 むしろ親指タイタニックの方がみたい。 TUTAYAのDVD宅配システムでビョークを検索して2枚届いた。 2枚めはアラーキーのドキュメントだった。 それにビョークがコメントしているというだけだった。 しかし、このビデオが意外によくて、わたしはアラーキーが大好きになった。 アラーキーのすごいところは世界のクリスティ−ズのカタログにも載っているのに、週刊大衆からも仕事が来ることだ。 アートと大衆を一緒にしてしまっているのだ。 大学の絵画の授業で「目の見えない人のために音で色を表現しなさい。」という課題が出た。 みんな「赤」とか、「青」とか具体的な色を出していたが、わたしはそのときの「気持ち」を音で表した。 目の見える人が目に見えるものを音にするのでなく、目の見えない人になってみると、より色彩の世界は広がった。 緊迫した感じを出したかったのか、そんなニュアンスの音をとろうとしたとき、ちょうど一緒に救急車の音も入り込んだのでそのまま録音して提出した。 すると、すごく誉められて、「アラーキーの精神だ!!」と言われた。 喜んでよいのかわからなかったが、父親に「最高の褒め言葉だね。」と言われた。 大学4年の冬、初めてアラーキーをみた。 アラーキーは復活した寺山修司のパフォーマンスを撮影していた。 日本文化デザイン会議の一環で、青森市内で同時多発的に寺山修司の舞台のパフォーマンスが行われ、アラーキーが各所でそれを撮影していた。 フィナーレは市内のある学校の校庭に集まり、そこで初めて最後どこで舞台が完結するのか明かされるが、最後の会場でわたしはアラーキーとすれ違った。 一目みて、「この人はエロじじいではない。」と確信した。 アラーキーの写真を1000枚貼る係にさせられた。 ヘアヌードを1000枚かと思いきや、空の写真と花の写真だった。 アラーキーは誰が1000枚貼ろうと、作品として成立するという自信をもって作品をキュレーターに預けているということはすぐにわかった。 しかし、一番それを理解するべきキュレーターは全くそれに気付いていなかった。 オープニングパーティでアラーキーは「ありがとう!お疲れ様!体で返す!」とわたしに言った。 美しいモデルをたくさんひきつれて。 とある人からヨーロッパのあるアーティストのカタログをもらった。 アーティスト自身が所有しているお城で牛の解体をしているというグロいカタログだ。 グロいがなぜか美しい。 おそらくその土地の宗教的な儀式なのかもしれない。 すごいスケールだ。 わたしのほかに同じカタログをあげた人がもう一人いるという。 それはアラーキーだった。 @そろそろ横浜トリエンナーレのキュレーター山野さんとのプロジェクトが始動!! 詳細決定次第、告知します! @竹本真紀トークショー決定!! 2006年5月21日(日) 受付12:00~ランチ12:30~トーク13:00~ ランチ付き¥3500 ミニLiveあり(出演者交渉中)、作品展示あり 横浜市桜木町 うまやの食卓http://www.umaya.com/ @ブログ「記憶処理研究所」始めました!リンク自由です! http://makimo.cocolog-nifty.com/ukai/ ホームページも復活準備中! @http://www.kitanaka.jp/tenant/list.html 北仲BRICKのE☆スタジオのホームページも見てね! @荻窪のニヒル牛にも作品あるよ! http://members3.jcom.home.ne.jp/nihirugyu1/ @銀座のLive&Morisにも作品あるよ! http://artlive.cool.ne.jp/ex_next.html @埼玉の川口市KEN Art Galleryにも作品あるよ! http://www9.ocn.ne.jp/~kenart/ ギャラリーの斜め向かいの焼き肉屋高句麗の女子トイレにも作品があります! | |
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