週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | 友達の結婚パーティで一時帰省した。 ただ帰るだけではもったいないので、帰ってすぐに八戸市博物館へ行った。 現在の竹本家からは徒歩で行ける。 同じく徒歩で行ける日赤病院は5月にトークショーをする横浜桜木町の驛の食卓の会長が本業の建築士の仕事で手掛けたところだった。 しかし、すっかり建て変わってずいぶんお洒落になっていた。 日赤病院には幼い頃から何度も行った。 わたしが診てもらっていたのではない。 もと日赤の看護婦だった祖母について歩いて行ったのだ。 待ちあい室のジョアをいつも飲んでいた。 地下の売店が好きだった。 正面玄関先に焼き芋屋さんがいて、えんとつの音がぴーっとなっていた。 その面影は全くなくなっていた。 八戸市博物館には閉館間際に滑り込んだ。 八戸城跡から出土した3cmほどの毘沙門天はかわいかった。 季節がらえんぶりの展示をしていた。 えんぶりとは2月に八戸で行われる豊作祈願のお祭りで、町内によって頭にかぶるえぼしの柄や、音頭や踊り方の内容が異なる。 起源ははっきりしておらず、源義経が始めたとも言われている。 岡本太郎も写真で撮っている「おしらさま」も展示していた。 何年か前に発売停止になった藤田朋子のヘアヌード写真集は岩手県の遠野で撮影されたもので、アラーキーの撮影したものだったが、この写真集にもおしらさ ま伝説の味が濃く出ている。 アラーキーと言えば、アラーキーのチラシが置いてあって、青森県の人の写真を撮るプロジェクトがあるらしい。 町へ出て、よく行った伊吉書店の跡地の観光案内所へ行った。この場所は作家三浦哲郎の生まれた地でもある。 町中で、情報収集していると「ネガティブ俳句」という冊子を見つけた。 コピー本でネガティブな俳句ばかりが載っていた。「持ち出し禁止」と書いてあったので持ってこれなかったがちょっとぐっと来た。 観光案内所では八戸観光ガイドをもらった。 羽仁もと子記念館への道順をきいた。 帰る度にどこかの町が合併している。 八戸のそばの下田町はなくなって、下田町のゆるキャラしーも君の像が建つメモリアルパークができたとか。 その日の夜は友達の結婚パーティで飲みまくった。 翌日、羽仁もと子記念館へ行った。 祖母を誘って二人で出かけた。 羽仁もと子記念館はアットホームな感じで、女性が一人だけお留守番をしていて展示物の説明をしてくださった。 それまで何も言わなかった祖母がぺらぺらといろんなことを話し始めて、改めて知識の宝庫だと思った。 最後にビデオを観た。 長かったが、羽仁もと子のことがよくわかった。 羽仁もと子を知ったのは瀬戸内晴美著「青鞜」に一瞬だけ記されていたのを見たときからだ。 「八戸出身の日本で初めての女性新聞記者」というような内容だったと思う。 それから羽仁もと子の伝記を読み、自由学園の存在を知る。 羽仁もと子の作った「婦人の友」の表紙を担当した方も村山知義や竹久夢二など当時の一線の画家、日本画家が名を連ねている。 女性が働くことがずっと難しかった時代に自分を通して生き抜いた彼女のことを思えば、まだまだ自分は甘い。 自分の方向性に迷い、悩み、恋愛もしながら走った羽仁もと子がますます大好きになった。 @トリエンナーレのキュレーター山野さんとのプロジェクトが始動!! 北仲WHITEの山野さんのお部屋で4月から二人展です! @竹本真紀トークショー決定!! 2006年5月21日(日) 受付12:00~ランチ12:30~トーク13:00~ ランチ付き¥3500 ゲスト 土屋朱帆さん(ソプラノ歌手)童謡を歌う。作品展示あり 横浜市桜木町 うまやの食卓http://www.umaya.com/ @竹本真紀個展 2006年6月26日(月)〜7月1日(土)12:00~19:30(最終日17:30) exhibit Live&Moris http://artlive.cool.ne.jp @ブログ「記憶処理研究所」始めました!リンク自由です! http://makimo.cocolog-nifty.com/ukai/ ホームページも復活準備中! @http://www.kitanaka.jp/tenant/list.html 北仲BRICKのE☆スタジオのホームページも見てね! @荻窪のニヒル牛にも作品あるよ! http://members3.jcom.home.ne.jp/nihirugyu1/ @銀座のLive&Morisにも作品あるよ! http://artlive.cool.ne.jp/ex_next.html @埼玉の川口市KEN Art Galleryにも作品あるよ! http://www9.ocn.ne.jp/~kenart/ ギャラリーの斜め向かいの焼き肉屋高句麗の女子トイレにも作品があります! | |
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