週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | 山野真悟事務所で、桃谷恵理子展のお留守番をしていた。 パリに住んでいる桃谷さんがこのために日本に帰ってきていた。 桃谷さんは横浜トリエンナーレにホームステイプロジェクトという作品で参加していた。 自分が借りているアパートにアーティストを招き、展示してもらうというもの。 今回の展示では、そのホームステイプロジェクトのアパートから同じ場所を何枚も撮り続けた作品や、そのときに桃谷さんが見ていた景色などの写真が展示された。 桃谷さんは横浜に何日かいて、福岡で山野さんのお家でピアノ演奏を披露し、また横浜に2日間ばかり滞在し、実家の大阪に帰られた。 桃谷さんは少女の気持ちをそのまま持っていらっしゃる方だと思った。 オープニングの日の夜と、再びいらっしゃった日と、結構お話した。 小さい問題でもとことん話して、一人一人大切につきあう方だと思った。 今回初めて知ったのは「桃谷ファミリー」のこと。 お父さんが折り紙の本を出版されているのだ。 おくづけの肩書きをみると、理学博士、薬剤師、折り紙協会会長などいろんな肩書きを持っている。 実際折ってみたが難しい。 このお父様が展示を見にいらした。 きくともう折り紙の本を77冊出版されたらしい。 昔の展覧会のポストカードもくださった。 これは言葉ではうまく表せないが、一枚の紙で細胞を表現したという。 一見折り紙とは思えない作品である。 構想には半年かかったのだそうだ。 桃谷さんのピアノのお話をきいた。 ピアノは独学だそうだ。 小さい頃てほどきをお父様から受けたそうだが、怒られてばかりで嫌になったという。 あるコンサートを聴いて、自分も弾こうと練習したのだという。 現代美術はすぐにできちゃうところがあるけど、ピアノはある段階をふまないと自分の表現したいものを表現できない。とおっしゃっていた。 桃谷さんとすごした少しの時間はなんだかとても温かかったな〜。 @THELIBRARY2006 2006年8月29日(火)〜9月9日(土) 11:30〜19:00(最終日〜18:00) TOKIArtSpace 150-0001 東京都渋谷区神宮前3-42-5サイオンビル1F 03-3479-0332 参加してます。 お近くに寄られましたらご覧になってください。 | |
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