週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | 先週の÷3はあまりにもお疲れで、短く終了させていただきました。 ということで、妻有のことでも少し書いておきます。 だいたい2件くらい廻ることができればなあ。 というところが、優秀なナビと運転手により多めに見ることができました。 空き家や、廃校になった小学校などが会場になっていました。 小学校で展示するのはわたしの夢でもあります。 廃校になった小学校の教室を単にきれいな展示スペースとして利用していたものもありましたが、ボルタンスキーの作品は一見小学校だということを感じさせず、よく見ると小学校なんだな。という印象から始まりました。 学校という場所が持つ、「気」とボルタンスキーの作品は非常にマッチしていて、おもしろかったです。 車を走らせていると、神社のある場所に大きなブランコがありました。 このブランコにものりましたが、大きいため自分の力ではなかなかこげないのです。 後ろから押してもらって、ブランコの上から眺めた景色はすばらしかったです。 展示を見ているうちに雨が降ってきて、学校の体育館に飛び込みました。 するとちょうどクロージングパーティ中で、一緒にいった山野さんやHIGUREの小沢さんをよく知る方たちがいらっしゃったので、それに便乗して、ちょっとパーティのお食事をさせていただきました。 食べ物は町の人たちが作ったもので、田舎のおばあちゃんの家に遊びにいってでてきたお惣菜という感じ。 「おいしい!」と感動していたら町の人が次々と自慢の品を出してきました。 町の人たちの妻有トリエンナーレへの愛着は三回目にしてかなり定着していて、僻地にたくさんの人が来てくれてすごくうれしいのだとおっしゃっていました。 この辺は雪も多く降る場所なので、家の作りも見ていておもしろかったです。 だいたいが二階から出入りしているんだろうな。という作りになっていました。 全体のクロージングパーティには3000人もの人が集まったとか。 田中真紀子さんの演説もあり、その演説で涙している人もいらっしゃったそうです。 終わってみると、「このイベントを続けなければ。」と使命感に燃えている人ばかりでした。 | |
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