週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | 舞踏家の小林嵯峨さんにお会いしました。 ZAIMでのイベントを検討されていて、展示もからんでくるというので、美術施工経験者(一応そういうことになっていますが)として企画された方から相談をもちかけられたわけです。 小林さんは土方巽さんと長くパフォーマンスをされてきた方ということしかわたしは知りません。 しかし、昔の写真やら、イベントのパンフレットはとてもかっこよかったです。 土方さんの舞台美術には前から興味があって、今見てもかっこいいです。 一見舞踏とは無縁そうな竹本ですが、弘前大学時代、ゼミの岩井先生が、授業のたびに土方さんや大野一雄さんの映像をながしていたのです。 弘前では岩井先生や村上善男先生など、土俗をテーマにした作家が多かったので、土方さんをひきあいに出して物作りに対する精神論を語っていたのだと思います。 そのような話をしたら、嵯峨さんも青森で踊ってはどうかというお話にもなりました。 寺山修司の映画も恐山で撮影しているし、恐山のようなところで踊るのもかっこいいのでは。と。 岩井先生、ぜひ嵯峨さんを青森によんでください。 打ち合わせのあと、BankART1929でパーティをしているから嵯峨さんに会わせたい人がいると、そちらへ行くことになりました。 そこで、大野一雄研究所の溝端さんに久しぶりにお会いしました。 といっても、今回松澤宥さんの展覧会をするにあたって、松澤さんと大野一雄さんが一緒にパフォーマンスした映像を流すことになっているので、お断りのメールを入れたばかりでした。 すると、溝端さんから、「そういえば竹本さんの先生で大野一雄好きの方がいるとおっしゃってましたが、連絡先を教えていただけませんか?」と言われました。 以前にも言われたことがあったのですが、あまり真剣に受け止めてなかったので、今回改めて言われて、連絡先を教えることにしました。 一応個人情報なので、一報先生に連絡することにしました。 久しぶりの電話です。 お正月に青森に帰ったとき、青森で出版している住宅雑誌で結構しっかりしたものがあるのですが、奈良美智AtoZ特集と、岩井先生のアトリエ兼自宅が取り上げられていました。 岩井先生のお家はなんとも変わっていてすてきで、天井がめちゃめちゃ高くておもいっきり絵をかける空間です。学生のときはしょっちゅうそこでパーティや勉強会をしたものです。 いつも行くと先生がパエリアを作ってくれました。 そこに最近結婚したということも書いてありました。 結婚とは無縁そうだったので、よかったです。 先生には電話がなかなかつながらないのですが、今回は折り返し電話が来ました。 用件を伝えると、先生はただのファンというだけでなく、かなり精力的に活動していることがわかりました。 大野さんのアーカイブに力を入れたり、年々ますます大野一雄や土方巽に対するおもしろさと尊敬の念が増殖して、若い学生に伝えなければならないという使命感を持っているらしいのです。 ここでまた岩井先生に連絡することが出るとは思わなかったです。 大野一雄研究所と岩井先生をうまく結ぶことができればと思いました。 @「竹本真紀と松澤宥」展 2月22日〜25日午後1時〜8時、ZAIM本館403MA横浜市中区日本大通34 地図 http://za-im.jp/CONTENTS/zaim5.html 2月22日午後2時22分〜黙祷、瞑想、 立ち合い人 石渡玲玲(作曲家) 403MA 2月23日午後2時22分〜黙祷、瞑想 2月24日午後2時22分〜朗読会 トーク松井茂(詩人)松井文(歌人)田中槐(歌人)1ドリンク500円403MA 2月25日午後2時22分〜上映会 トーク 伊丹裕(アーティスト) 小倉正史(現代美術評論家) 今泉省彦(元美学校校長) 1ドリンク500円 3Fシアター @「竹本真紀と石渡玲玲」展 3月23日〜24日、30日〜4月1日、ZAIM本館403 MA 現代音楽作曲家の石渡玲玲さんとの今までのプロジェクトの集大成と演奏があります。 この期間はZAIM全館でZAIM在住作家がイベントや展示をするので、それに合わせて竹本真紀の作品も別ブースに展示予定です。 @竹本真紀ブログ記憶処理研究所ちょっと整理しました。 こちらも合わせてご利用ください。 http://makimo.cocolog-nifty.com/ | |
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