週刊「÷3」 TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000 | 7月より、横浜市のとある新スペースでスタッフをすることになりました。 仕事内容も運営のしかたもとりあえずはやってみなければわからないという状態です。 本格的なオープンは9月できちんとした横浜市の式典も行うらしいです。 とりあえず、受付、雑務、道案内、そこで何かしたいという人の窓口、はたまた企画、制作も行うという、ひま〜な感じなのかちょ〜忙しくなるのかどちらなのか?という感じです。 たぶん、忙しくなりそうです。 というか、忙しくしなければだめなのでは?という感じです。 このスペースは2009年の開港150周年記念までの暫定スペースらしいです。 なおさらここでおもしろいことやってもりあげなければ!という感じです。 とりあえず、このスペースの名前も決まっていない状態。 詳細が決まりましたらまたお知らせします。 美術家竹本真紀はどこでどうしているかと言いますと、とりあえずなんかちまちま作っています。 自分のために作ってひとりで誉めたりしています。 でも何気なく人目につく場所にこっそり置いていたりして、、、。 キュレーターというくらいは責任はとれないものの、おせっかいで展覧会のプロデュースをし始めました。 前もプロデュースのようなことをしたこともありますが、完全におんぶにだっこになってしまう人がいたりしてひどく疲れてやめたのでした。 この、現代美術世代に、逆に、純粋な手仕事や職人路線の人、団体展に入ってその社会でどっぷり苦しみながらも蜜の味がおいしくてたまらんという人に興味がわきました。 自分には全くまねできないことなのですが、やはり「いい仕事」をされているのです。 後者はまた別物として、手仕事作家の展覧会をプロデュースすることになりました。 プロデュースするからにはどこかに竹本マークを入れてもらいますよ。 プロデュースといっても場所の紹介と、展示の提案だけで、あとは全部本人たちにおまかせという感じでございます。 手仕事なので、そんなに大きくはないけれども、すごく手間のかかっていてできのよいものをいかに大胆に展示するか、ということが課題になります。 日本の古くからの伝統工芸が、近代西洋建築の古い建物の中で、どんな姿をみせるのか、興味深いところです。 4月から5月にかけてZAIMで行われた展示は作品、作家はよかったけれど(一部をのぞいて)見せ方がとてもよくなかったので、それを正直に企画のお手伝いをしていた方に伝えたら、「ZAIMは展示に適したスペースではない。」とおっしゃいました。 わたしは展示に適したスペースに展示することほど簡単でつまらないものはないと思いますが、お金をいただいて展覧会をやる以上はそんな言い訳、なしでしょうよ。 既存の場所の雰囲気を生かしつつ、その場所と友達にならなければよい展示はできないのではないでしょうか。 また、その場所を展示の理想型に近付けたいのならばたとえ少ない予算であっても技術やアイディアがあれば絶対に可能なのです。 そして最後はもう、人様の前に出したのだから、胸をはるしかないでしょう。 文句、意見を言われたら適当に「ありがとうございました。」とでも、言っておけばよいのです。 役にたつものだけ心にとめておけばよいのです。 もう、展覧会がオープンしてしまったら、どうあがいても、それは今の自分の最高の作品なのです。 その場はよしとして、だめだと思ったところは次の作品で解消していけばよいと思うのです。 場所のせいにするなんて、展覧会を最初からそこでするなっつーの。 どこでもいいからやりたい人がどれだけいると思っているのさあ。 わたしも忘れがちかもしれないけれど、今の状況、その場所に感謝しながら展示していかなければと思います。 @竹本真紀ブログ記憶処理研究所ちょっと整理しました。 こちらも合わせてご利用ください。 @ニヒル牛にグッズおいてます 夏の新製品Tシャツを販売しています。 @竹本真紀インタビューが放映されています。 | |
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