週刊「÷3」
TEXT by Maki Takemoto 竹本真紀 profile1976 青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。 1992 1994 1999 2000
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日ノ出町シャッターペインティングが無事終了した。 場所は、日ノ出町駅近くの創業50周年の洋食屋さん。 バス停の真ん前ということもあって、常に誰かに観察されていた。 「かわいいね。」とか、「がんばってね。」と話しかけてくる人もいれば、野次をとばす人もいた。 塗装屋が「仕事くれ。」と言ってきたこともあった。 地元の高校の放送部の男の子が毎週撮影に来ていた。 野次もなんだか、ムカついたが、あたたかみを感じた。 下街っぽいが、話しかけてくる人によっては、とても文化的な上品な方もいた。 ネタ場はスナックの跡地。 スナックを経営していたまま、グラスや、洗面所にものが残っている。 正直、あまり居心地がよくなかった。 そのスナックの入っているビルの隣はソープランド。 裏の路地を野毛に向って歩いていくとまた、ソープランド。 ソープランドとソープランドの間に駄菓子屋。 近くにポルノ映画専門上映館。 しかし、わたしの中ではポルノ上映の映画館は、地元八戸の湊文化のイメージが強いので、日ノ出町の方は湊文化に負けている。 このような環境の中で子供は駄菓子を買って走り回る。 普通に昔からあるような電気屋さんや中華屋さんもある。 この辺の物騒な雰囲気を一掃しようと、いろんな試みがあって、その中の一つに芸術も手段であげられている。 シャッターペインティングもその一環なのだ。 この、日ノ出町、黄金町のあたりはほんとにディープで、興味深い。 美しい洗練されたみなとみらい地区と、少しも離れていない場所だ。 今、勤務している創造空間9001も、JR桜木町のみなとみらい側と逆に位置する。 みなとみらい側ではおしゃれなストリートミュージシャンが演奏していたりする。 しかしその逆側では、かっこいい音を出していたりする。 JAZZプロムナードでは一日3000人もの来客があった。 なんとか灯を絶やさないようにおもしろいイベントをうっていけたらと思う。 日ノ出町のシャッターには日ノ出町にちなんで七福神をかいた。 自分らしい作品がかきたかったなあ。とも思いながらかいていたが、かきはじめると楽しい。 ロコサトシさんが隊長で、ロコさんが選んでくれたウレタン塗料も発色が良くて気に入った。 右端にthinking paintingマークとサインをかいて、サブリミナルthinkingpainting効果をねらってみた。 水曜日定休が多いので、水曜日と、深夜から早朝にかけてみれる予定。 @竹本真紀個展 2007年11月5日(月)〜11月10日(土) 11:30〜19:00(最終日16:00まで) 小野画廊・京橋 〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-15第二吉井ビル2F TEL 03-3535-1181(会場) 03-3545-1139(事務所) 月、水、土、会場にいる予定です。 @竹本真紀ブログ記憶処理研究所ちょっと整理しました。 こちらも合わせてご利用ください。 http://makimo.cocolog-nifty.com/ @ニヒル牛にグッズおいてます 夏の新製品Tシャツを販売しています。 http://members3.jcom.home.ne.jp/nihirugyu1/kaisou2/nihirutoha.html @竹本真紀インタビューが放映されています。 http://www.tvk-bb.tv/art-channel/artistfile/2007/06/post_7.html @竹本が関わっているスペース旧東横線桜木町駅舎創造空間9001オープンしました! http://9001.tv/ |
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