藤井 和|to Stay alive.
藤井の作品には彼女自身の個人的な体験が大きく影響している。「BLACK TICKET2016」へ出品された作品「無い実体の寝床」は彼女へ思いを寄せた見知らぬ男性から贈られた花や、それに込められた念がモチーフとなっている。彼の念を込められたために、霊的な存在となった花。その花びらでできた寝床は、その念を成仏させるための装置である。
花は藤井の作品のモチーフとしてしばしば登場する。花はその生涯、咲き誇り、枯れ、朽ちゆく様を見届けることの出来る存在である。それは私たちの肉体、細胞の生死の縮図と彼女は捉えている。
その美しくも残酷な様が作品として立ち現れた時、私たちは自身の肉体の中に無数の生命を見出すことができるかもしれない。
藤井 和 略歴
1993 神奈川県まれ 2016 愛知県立芸術大学油画専攻卒業
2016 KENZAN2016(二子玉川アレーナホール、東京)ベラドンナアート展(東京都美術館、東京)BLACK TICKET2016(N-mark B1、愛知)巡りあう旭美展(Gallery cafe blanka、愛知)愛知県立芸術大学卒業・修了制作展(愛知県美術館、愛知)2015 研究発表展(愛知県立芸術大学資料館、愛知)つくる。(一宮古民家、愛知)
│展覧会関連企画│
オープニング・パーティー/アーティスト・トーク
11月11日(金) 19:00ー
【参加費】500円
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N-MARK B1
〒460-0003名古屋市中区錦2-11-13 chojamachi TRANSIT BUILDING-B1
主催:N-mark│協力:chojamachi TRANSIT BUILDING