NOVAIA LIUSTRA : CURTAIN
NOVAIA LIUSTRA 10th Anniversary
彼らは飲み残したお茶っ葉とそれに纏わる思い出の収集や古着を用いた巨大なパッチワーク、作品のインターフェースとしてのカフェなど、他者との関わりの中からアートを作り出します。
今回の展示では京都をベースに活動する「浜田縫製」*とのコラボレーションにより、過去の古着のパッチワークをカーテンにトランスフォームさせるインスタレーションを展開します。
彼らが作り出すカーテンとは、光や熱を遮るという機能や柄などの意匠ということだけではありません。私達のプライベートとパブリックを仕切るというカーテンの意味に注目して制作されます。素材の古着は過去10年間に彼らが移動した国々で集めてきたもので、それらをカーテンにトランスフォームさせることで、私達がイメージするものとは一風変わったカーテンを作品として提示します。彼らの集めてきた古着は過去に関係のあった人たちによって引き寄せられた、ある意味でコミュ二テーの形としての意味をもっており、それらを素材として作られたカーテンによってできた空間は新たなコミュニティーのコラージュとも言えます。
また、今回の展示ではノーヴァヤ・リューストラの過去の活動を回顧する意味を持ちながら、未来に進展を予定している長野県の山村での古民家再生プロジェクトへと展開していくための通過点としても考えています。
様々な国や地域で、多岐にわたる活動を展開してきた彼らの現在形を多くの人に見ていただきたいと思います。そして、これから始まるであろうプロジェクトで様々な人が巻き込まれていくことを期待し、この展覧会を開催したいと思います。
*浜田縫製
浜田暁子によるソロプロジェクト。今回が初の発表活動となる。
既製の服から型紙を起こし、ほぼ同じ形の服を再現する「完コピ」や、猫の飼い主の服から、その飼い猫用の枕を作る
「猫まくら」など、ユニークな視点で縫製技術を駆使した作品を作り出す。
他にも、エプロンやコースター、旅行ポーチ、パンツなど、日常的な身の回り品を色々と製作してる。
Novaia Liustra 略歴
2012 プロメテウスの来たりし処(ヒストリア宇部、山口)、2012 山口盆地考-閏-(木町ハウス、山口)、2011 EDINBURGH davada (Tent Gallery、イギリス)、2010 ネオトピア (秋吉台国際芸術村、山口)、2009 Beyond the wall (秋吉台国際芸術村、山口)、2009 山口盆地午前五時(菜香亭、山口)、
2008 UNDER GLASS (Royal Botanic Garden Edinburgh、イギリス)、2007 Clas(名古屋大学、愛知)、2007 Vanishing Points Contemporary Japanese Art (Chatterjee & Lai Gallery、インド)、2006 ケローナ・アート・ギャラリー(カナダ)、2006 Next Station(ギャラリー矢田、愛知)、2005 BankART Life 24時間のホスピタリティー(BankART、横浜)、2004 釜山ビエンナーレ2004,(釜山市美術館、韓国)、2002 ニュータウン・アートタウン展(山陽団地、岡山)website http://www.novaialiustra.com
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〒460-0003名古屋市中区錦2-11-13 chojamachi TRANSIT BUILDING-B1
主催:N-mark│協力:chojamachi TRANSIT BUILDING
│展覧会関連企画│
ユーストリームプログラムFRIDAY NIGHT TALK SHOW「世界の塔の下から」
ゲスト:NOVAIA LIUSTRA(中野良寿 安原雅之)
12月21日(金)20:00ー21:00
http://www.n-mark.com/worldtower/
【参加費】無料
オープニングパーティー
12月22日(土) 18:30ー20:30
N-mark B1(地下1階ギャラリー)
【参加費】実費(詳細はwebにて)