真空/Vacuum|The Art History
加藤 豪|Go Kato Solo Exhibition
2024.8.8(THU)-8.17(SAT)
15:00ー19:00 | 木・金・土開催 |入場無料
会場|N-MARK B1 主催|N-mark
N-MARK B1では、加藤豪の展覧会「真空 / Vacuum(The Art History)」を開催します。加藤はこれまで、ジェンダーや社会問題などの複雑なテーマをユーモアを交えた彫刻作品として数多く生み出し、その鋭い社会的洞察は観る者に強い印象を与えてきました。これまでの作品においては、美術における伝統的な技法と現代的なアプローチを融合させ、視覚的な空間を創り出してきました。
本展覧会では、このようなアプローチからさらに一歩進め、絵画における「空間」に焦点を当て、その「空間」ができているかどうかという基本的な問いを再考します。この問いは、一部の美術家の間で共通言語となっている概念です。美術史においてよく言われる例として、長谷川等伯の『松林図』は空間ができていないが、等伯が参照した中国の牧谿の絵画は空間ができている、という比較があります。
このような判断は、二つの作品を並置して比較することで生まれます。「Aはできていないが、Bはできている」というように、作品同士を比較しながら評価することがよく行われます。
本展覧会では、具体的な美術制作の技法やプロセスについては詳述しませんが、絵画画面上に現れる「複雑さ」を次第に捨象し、最終的に「分割」という単純な概念にたどり着くプロセスを探求します。加藤は、AIによる画像生成を通じて、これまでの絵画表現とは異なる新しい空間の創造に挑戦します。
information
| 1995 | allery Canolfan(名古屋) Shin-Sakura Gallery(名古屋) |
| 1996 | Gallery HAM(名古屋) |
| 1997 | Gallery HAM(名古屋) |
| 1998 | Gallery HAM(名古屋) |
| 2001 | Mori Yu Gallery(京都) |
| 2003 | 愛知県美術館(名古屋) |
| 2020 | 愛知芸術文化センター;アートスペースX(名古屋) |
| 1989 | 工藤哲巳研究室展 / スペースニキ(東京) |
| 1990 | 団結小屋 / 大学ホールギャラリー、東京芸術大学(東京) |
| 1995 | 男と女の同性愛 / 佐賀町ビス(東京);ギャラリーTAF(京都) |
| 1997 | デ・ジェンダリズム展 / 世田谷美術館(東京) |
| 2001 | 先立未来展(ルイジ・ペッチ現代美術館、イタリア) |
| 2004 | 六本木クロッシング / 森美術館(東京) |
| 2008 | 釜山ビエンナーレ;蕩尽/釜山市立美術館(釜山、韓国) |
| 2002 | Culture Medium(名古屋) |
| 2003 | Culture Medium(名古屋) |
Une Statue 1, 1994, White Marble, 58x25x152cm
(front) Une Statue 2, 1996, White Marble, 84x114x68cm(back) A Dreamy Tale of Elegance - For M. -, 1987, Gesso, Pencil on Board,
Une Statue 3, 1998, White Marble, 113x107x60cm
(Installation) ’To Destroy', She Says, 1996, Mixed Media, 45x16.5x10.5cmN-MARK B1
〒 460-0003名古屋市中区錦2-11-13
chojamachi TRANSIT BUILDING-B1